大阪ものづくり優良企業賞2016

商品の付加価値を追求し、世界へ進出

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押出成型技術を応用したオンリーワン商品を展開

昭和52年に創業した同社は「押出成型装置」の専門メーカーである。「押出成型技術」を応用しての「オンリーワン商品」、「付加価値追求商品」で、“同社でなければできない商品開発”を目標に、10の事業を展開。

医療関連では、最新医療の検査・手術用として使用される「カテーテル」の製法で日本国内を始め、海外でも特許を収得している。自動車関連では、環境問題から自動車の燃料チューブとして、多層チューブ製造装置を30数年前から開発販売。水処理関連では、中空糸によるフイルターの成型装置。農業関連では、農業用暗渠配水管として、コルゲート装置。

住宅関連では、給水給湯用パイプ、床暖房用パイプの成型装置を販売。半導体関連では、半導体設備としてフッ素樹脂パイプ装置を販売。OA機器関連では、3Dプリンター用供給糸を販売。

工業製品関連では、高速道路の防音壁、白物家電の内装シート等。食品包装関連では、冷凍包装として多層フイルム装置、容器ではPP低発泡シート、ラップ用多層フイルム装置。レジャー関連では、テニスのガット、人工毛髪等の製造装置がある。

独自性が光る「自動車」「住宅」「医療」関連に評価

同社が展開する10の事業のうち、独自性の高い3つの事業がある。1つは、自動車関連。自動車用フューエル(燃料供給)チューブを成型する装置で、各種機能性樹脂を何層かの構造に構成し、これらを同時に成型する技術。

2つめは住宅関連。住宅建築時に採用される「給水給湯用配管パイプ」「床暖房用配管チューブ」これらの成型を従来法(コンパウンド+成型)から一気に「ワンステップ方式」(直接成型)を可能にした技術が評価されている。

3つ目はメディカル関連。同社が「カテーテル」の新しい製造製法を始めたことにより、医療手段として、検査用、手術用に「カテーテル」が数多く使用されるようになった。腹腔鏡手術、内視鏡検査などを含めて新しい製造方法(特許収得済み)で「カテーテル」を、国内外向けに発信している。

“他社がやらないこと”で付加価値を向上

同社は独自性を持った「オンリーワン商品」を開発するため、必要に応じて社内にテスト装置を設け、安心して商品を購入できる体制を整えている。

商品開発以外に、装置そのものの保証と、顧客に対して商品の「性能」「生産量」「精度」をも保証する事を掲げて、これら商品に関わるテスト装置を常設。社内での技術確認、また顧客の安心度を上げての対応が、他社にない強みだ。

同社の「他人がやらないことを積極的にする」という信念を体現したものが「製品保証」、「生産保証」、「精度保証」である。この3つの保証を実現するためには大変な努力が必要だが、他人が出来ない事をやることで「付加価値も向上」すると考えている。

医療事業の米国、欧州進出が目標

顧客の要望は丁寧に聞き、それを試行錯誤しながら商品化し、時には顧客と一緒に開発することもある。結果、国内特許はもちろん、積極的に海外特許も収得し、これらを海外見本市等に出展して海外展開を進めている。

同社の転機となったのが、1983年「プラスチック最大の見本市、ドイツのK展」。会場のスケールの大きさ、卓越した技術、完成された装置は、同社のそれまでの経験とは裏腹に技術に対する考え方を一変させた。それ以来、海外に通用する商品(機能だけでは無く、デザイン性、そして装置全体の完成度等)に深く感銘を受け、展示会の出展を目標に掲げた製品づくりを展開。

2016年の10月の出展で、3度目の見本市展示を達成している。特に医療事業において、医療機器では日本より数倍も進んでいる、米国、欧州を目標に置き、まずは同社の技術が認められる事の重要性から、現地見本市等に積極的に参加し、アピールしていく考えだ。

創業40年、業界においてはM&Aで吸収、合併、消滅と厳しい環境になってはいるが、時代の流れに沿った商品開発により顧客に期待され続ける会社を目指す。

  • 住所/〒564-0051大阪府吹田市豊津町39-6
  • TEL/06-6330-4851
  • FAX/06-6330-4895
  • 創業/昭和52年11月
  • 設立/昭和54年8月
  • 資本金/2000万円
  • 従業員/38人
  • HPアドレス http://www.plagiken.co.jp/

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