大阪ものづくり優良企業賞2016

あらゆる条件に応える鋳造・環鋳造用設備機械の専業メーカー

夢・未来・ORIST賞 太洋マシナリー(株)

半オーダーメイド体制で100社100様の要望を叶える

昭和2年に日本初の鋳造工場用設備機械及び関連製品の専門メーカーとして創業。国内外の顧客に鋳造設備機械を製造・販売している。メーカーとして標準機を準備しているが、顧客が求める敷地、建屋、ピットの条件に合わせて変更点を加える半オーダーメイドの受注生産体制を持ち、100社100様の製造条件に合わせた設備を設計製造することができる。特に鋳造の自硬性分野での砂再生装置の納入シェア率は高く、顧客に「選ばれるモノづくり」として設計・制作を目指している。

海外に対しては「MADE IN JAPAN」を旗印に、主要機器は日本で、その他機器は現地でと、海外のコストにも対応した動きを行っている。

バブル崩壊後、鋳造設備がなかなか売れない中で、砂と鉄を選別する振動技術を利用した装置で廃棄物リサイクル処理の分野にも進出した。その後環境選別装置は2本目の柱として成長。近年は、鋳造設備技術の転用である大型の産業廃棄物選別装置メーカーとして環境関連の顧客からの知名度が向上してきている。

鋳物分野で培った技術でリサイクル業界を下支え

機械加工機用のベース鋳物や船舶用のエンジン鋳物は1つが何十トンもある大物鋳物であり、その鋳型の作成には大量の鋳型砂を要する。有機性の樹脂等を添加して固めた鋳型砂を再利用する際には、樹脂を可能な限り取り除く必要があるが、同社のバッチ連続式再生機は、従来の再生機械と比較して樹脂剥離離率が非常に高いことから、市場にも受け入れられている。

環境装置分野では、鋳物分野で培った分離ノウハウを応用し、振動と風力を利用した大型の機械設備をリサイクル処理業界に供給。同社ではリサイクル化のためのあらゆる選別にかかる多様な装置を提供することで、社会貢献を担っている。

蓄積された技術力と若手のスピーディな対応力が強み

同社は創業90年で培ったブランド力と技術力で機械の改造・改善提案を行うなど、メンテナンスのリピート対応等にも積極的に取り組み、顧客からの信頼も厚い。社員の平均年齢が30代と若く、定着率も極めて高い。生産側に若手メンバーが多く、短納期対応の場合などは即応できる強みがある。設計、製缶、組立、試運転、据付と⼀貫体制を基本としており、単品の機械納入から、企業毎に仕様の異なるプラント設計に至るまで顧客ニーズを的確に把握し、営業・設計で提案型エンジニアリングを行っている。顧客に選ばれる機器製造・プラントメーカーであることが強みだ。

米国の振動搬送技術の海外技術提携企業とも35年以上・3世代にわたって、互いのマーケティング情報を共有。日本で要望されて改良した商品図面を逆輸出したり、新商品の開発に向けた技術交流を行ったりするなど、結びつきがさらに強くなってきている。

生産拠点の海外進出を目標に海外市場を開拓中

近年は古くなった製造用設備の更新を進めてきた。半自動溶接機の更新、生産性向上設備の一括償却を利用したセットプレス機やCNC旋盤の導入、今年はラジアルボール盤の更新などを行い、効率的な生産体制を目指す。また、選ばれる設備メーカーとしてアフターフォローのメンテナンスには特に力を入れて取り組んでいきたいと考えている。

海外の比率も順調に伸びてきていることから、平成23年にはタイで機械メンテナンスを行うローカル企業への資本参加や、平成27年にはベトナムに現地設計事務所も設立し、製造図面の制作や海外調達の拠点を準備し、将来的には生産拠点の海外進出を目指している。また、技術提携先を探すなど、さらに海外市場の開拓にも努めていく。

Company Profile

太洋マシナリー株式会社

  • 代表取締役社長渡辺 兼三

  • 住所/大阪市大正区鶴町4丁目1-7
  • TEL/06-6556-1601
  • FAX/06-6556-1222
  • 創業/昭和2年4月
  • 設立/昭和9年4月
  • 資本金/9,000万円
  • 従業員/89人
  • HPアドレス/http://www.omco-taiyo.co.jp/