大阪ものづくり優良企業賞2016

西日本最大規模の独自装置で国内外、そして宇宙へ

⼤丸鋼材株式会社

“勝ち残る”精神で100年企業へ

昭和31年に鋼材卸売業として創業し、以来62年以上にわたって「良い品を安く確実に」をコンセプトに鍛造品製造に注力してきた。保有設備には2,000t、4,000tの水圧プレス、ローリングミルなどがあり、特に油圧制御によるローリングミルは西日本最大級のサイズ(最大外径4,000mm、最大重750mm、最大重量9,000kg)を誇る。このサイズの製造ニーズに対して国内で対応できるのは同社を含めて2社のみだといい、他社では対応できないサイズや重量品の鍛造品が製造できる。鋼材の選定から切断、鍛造、出荷前の検査まで一気通貫体制を構築しており、小型品から大型品まで低コスト・短納期でまとめて対応できることも強みだ。

「当社の鍛造品を通して、顧客及び社会の改善に貢献を続ける」が同社のモットー。「生き残る」ではなく「勝ち残る」をキーワードに100年企業を目指し、顧客を満足させる高品質な鍛造品を作り続けるため、「時代の動向を見据えながら変化を嫌わず常に進化していくことがベスト」との考えのもと、事業を進めている。

ロケット部品で航空宇宙分野へ参入

同社はロケットエンジンのスカートノズルに使用される部品を製造・納入することにより、航空宇宙分野への参入も果たした。絶対に事故をおこしてはならない分野であり、品質の確かさが一段と問われる中で、超音波探傷器をはじめ各種の非破壊検査機を導入・駆使し、徹底的な検査を実施している。

また航空宇宙分野を今後有望領域と捉え、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が中心となって開発している「H3ロケット」の部品製造も視野に入れる。更なる難加工材の取り扱いに向けて品質保証室を増員し、対応できる体制を整えていく方針だ。

付加価値の高い製品を供給し続ける

独自設計の油圧制御設備による製造が特徴の同社だが、設備投資には引き続き意欲的だという。今後は、最大高が750mmよりさらに高いリング鍛造品が製造できるローリングミルの自社開発にも乗り出す考え。

一方で、高付加価値な製品を提供し続けるためにはオペレーターの熟練の技術が欠かせない。現在の製造現場を支えるのは20-40代の若手だが、現場経験は10年以上というベテランが多い。教育はOJTですべての設備にメーンとサブのオペレーターを付け、ベテランオペレーターが初心者のサブオペレーターを教育しながら技術を伝承していく方法を継続している。

Company Profile

⼤丸鋼材
株式会社

  • 代表取締役⽥中哲雄

  • 住所/⼤阪市⻄区九条1丁⽬28番7号
  • TEL/06-6581-2851
  • FAX/06-6581-2855
  • 創業/昭和31年12月
  • 設立/昭和31年12月
  • 資本金/2,250万円
  • 従業員/26人
  • HPアドレス/http://www.daimaru-kozai.co.jp/