金属は私たちにとって身近な素材ですが、金属そのものを勉強する機会はこれまでにあまり多くありませんでした。
東北大学金属材料研究所関西センターは金属を見つめなおすことで、皆様に今後の研究開発に役立ててもらうことを期待して、「金属の魅力をみなおそう」と題した講座を企画しました。第一弾「素材編」に続いて、第二弾「プロセス技術編」を計画し、今回は第6 回「溶解・鋳造凝固」を開講します。
多くの金属は鉱石を還元生成し、所望の組成に調整して溶解後に、鋳造凝固のプロセスを経ます。鋳造のまま使用することもあれば、その後に加工を施して組織や結晶配向などを制御して使用することもあります。すなわち、健全な溶解材が得られなければ、有用な金属製品を製造することが出来ず、溶解および鋳造凝固は極めて重要な工程と言えます。　
今回は溶解・鋳造凝固の基礎に続き、広く実用に供せられている鉄鋳物に焦点をあて、その鋳型に関するご講演と、溶解・鋳造凝固技術についての企業の方からご講演を頂きます。皆様奮ってご参加ください。
　
【日 時】 平成２８年３月２４日（木）　１４：００ ～ １６：１０
【会 場】 クリエイション・コア東大阪　南館３階　技術交流室Ａ
　　　　　（東大阪市荒本北１－４－１）

【参加費】 １５００円（テキスト代等）　※セミナー当日、受付にて現金でお支払ください。
【定　員】　５０名程度（先着順・事前申込必要）
【主　催】 東北大学金属材料研究所附属研究施設関西センター

【共　催】 ＭＯＢＩＯ（ものづくりビジネスセンター大阪）、公益財団法人大阪産業振興機構

【協　賛】 公益社団法人日本金属学会
　　　　　大阪府立大学２１世紀科学研究機構ものづくりイノベーション研究所

【プログラム】　開会　14:00
　「挨拶」　東北大学　金属材料研究所関西センター　正橋　直哉
　「講演１」　14:05～14:35　『溶解・鋳造凝固の基礎』

　　　　　　　　　　　　　　　東北大学　金属材料研究所関西センター　正橋　直哉
　　　（休憩　14:35～14:50）
　「講演２」　14:50～15:25 　『鉄鋳物用鋳型の概説・鋳型の選定』
　　　　　　　　　　　　　　　株式会社ツチヨシ産業 邑南研究センター 黒川　豊 氏
　「講演３」　15:25～16:00　『鉄鋳物の溶解・鋳造凝固技術』
　　　　　　　　　　　　　　　東北大学ＡＣＳセンター（元宇部スチール） 糸藤　春喜 氏

【問合先】大阪府商工労働部中小企業支援室ものづくり支援課（ＭＯＢＩＯ）
　　　　　電話　06-6748-1054、1055 　FAX　06-6748-1062　　E-mail　 sangaku@gbox.pref.osaka.lg.jp

【申込方法】下記案内チラシの申込書に記載の上、ＦＡＸ又は電子メールにてお申し込みください。
　　　　　　案内チラシ　（ＰＤＦ）　（ワード）