大阪ものづくり優良企業賞2014

簡単・高寿命の “ハケで塗れる亜鉛めっき”を開発

夢・未来・TRI賞(大阪府立産業技術総合研究所理事長賞)(1社) ローバル株式会社企業ホームページ企業詳細ページ

建設業界や産業界、インフラ分野から支持

ローバルは、素人でも簡単にプロスペックのさび止め効果が得られる特殊さび止め塗料を製造・販売している。商品名になっている「ローバル」は、“ハケで塗れる亜鉛めっき”や“塗る常温亜鉛めっき”として、建設業界や産業界のほか、橋梁などインフラ分野でも使用されている。支持される理由は、ハケ1本で簡単に補修でき、さび止め効果が長続きすること。下塗りや上塗りを必要とする一般的なさび止め塗料と違い、基本的に重ね塗りは不要。効果も約3倍の10~20年と長く持続する。

特殊技術で亜鉛含有率96%を可能に

亜鉛めっきと称される理由は、亜鉛めっきと同等のさび止め効果を持つ点と、塗料に含まれる亜鉛含有率にある。乾燥塗膜中の亜鉛含有率は96%もあり、比重1以下のシンナーと比重7.1の重い亜鉛を攪拌して、塗装時に均一に分散させるのは極めて難しく、亜鉛と水分の反応を抑制する技術も高度なノウハウを要する。「実際、まねをしようとして完成できなかった、と同業他社に言われたことがある」と田中有社長は自信を覗かせる。

高まるインフラ需要に対応、さらに市場の拡大も

高度成長期につくられた社会インフラの維持、メンテナンスは重要な課題であり、より少ない工期で、高い効果が得られる技術が求められている。ローバルは近年、建築技術審査証明や国土交通大臣の「特認」など公的認定を取得。更に、水性ローバルを開発して環境対応を意識するなど、社会インフラを支える企業としての整備を進めている。

「顧客から想定外の使い方を学ぶ事もある。」という田中社長。インターネットなどで、無線やドライブレコーダーのノイズ対策として、筐体内部に塗るという使い方を知った。また、配管のさび止めに購入した洋酒メーカーからは「かび止め塗料を塗っている個所よりローバルを塗った個所の方がかび止め効果が高い」との声もあがる。現在は、さび止めならぬ「かび止め」効果を公的機関で検証中。今後、更なる活躍の場を広げていく考えだ。

ローバル株式会社 http://www.roval.co.jp/

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