大阪ものづくり優良企業賞2014

画期的なドラム缶用の内装袋で業界をリード

知的財産部門優秀賞(1社) 日新産商株式会社企業ホームページ企業詳細ページ

多様な内装袋ユーザーのニーズに応える

業界で初めてドラム缶用の丸底内装袋を昭和37年に開発。当時、汚れると洗って再利用していたドラム缶の洗浄工程を不要にして、内袋の取り換えだけでドラム缶の中身を変更できるというメリットが再生缶メーカーに広く浸透し、今では塗料や接着剤、化粧品、食品など、液体物を扱う幅広い業界で採用されている。創業時からのドラム缶の側面と底側下部の内面を覆う丸底内装袋のほか、側面と上下部の内面全体を覆って上部に口栓の付いたタイプ、液体や粉体用などのコンテナ向け内装袋など、様々な用途に応じたラインナップを展開する。

特許戦略で専業メーカーの地位を占有

内装袋を使うドラム缶の再利用は、ドラム缶自体の水洗浄や高温焼き剥がし手法と比べ、ドラム缶へのダメージが少なく、洗浄コストも抑制できるのが最大のメリットだ。再生工程で汚水などが発生しないため、環境保護に貢献できる。業界の牽引役である同社は、国内外で多くの特許を保有する特許戦略で、専業メーカーとしての地位を固め、国内で約2割のシェアを占有する。ドラム缶を使用するユーザーの国内製造業が生産拠点を海外に移す中、海外への事業戦略も検討中だ。

高付加価値の量産体制を構築し、新たなビジネスモデルにも挑戦

競合他社と差別化した高付加価値品の量産に向け、同社では、クリーンルーム活用前提の完全自動の新生産設備を開発した。大分県の生産関連会社で生産ラインを新設し、平成27年4月に本格稼働させる計画。クリーンな環境で生産して異物混入を防ぎ、従来の目視検査も自動化し品質レベルを高める。新たにQRコードの転写も行い、トレーサビリティーも可能にする。これらから自動車や食品、医療分野向けへの展開を加速させる。

主力製品の丸底内装袋の生産能力が、従来比4.5倍の月産9万袋に高まる一方、既存の生産設備は、需要拡大を見込む口栓付タイプなどの専用ラインに転換。また顧客の海外シフトを見込み、「新設備自体を製品として、顧客の海外工場へのリース展開を考えている。」と河田鉄也社長。新たなビジネスモデルにも挑んでいく。

日新産商株式会社 http://www.nisshin-sansho.com/

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