事業内容
(株)光明製作所は鋳造技術を基本に加工・製品販売へと事業拡大し、分水栓・止水栓・フランジ・逆止弁・継手類・ステンレス配管資材など取扱っています。大切な水に深く関わる商品だけに厳正な品質管理を図っています。


製品・技術の紹介
仮設配管材料レンタルシステム
未来へのよりよき環境と循環社会を目指して

仮設配管材料レンタルシステム
現行の仮設配管工事に伴う配管材料の使用にあたっては、常時新品材料を使用し工事完成後には、全て撤去廃材として処分する方法が取られるケースがあり、光明製作所では環境マネジメントシステム「ISO14001」を平成12年に生野区で初の認証取得(ISO9001は、平成10年に認証取得)したことをきっかけに環境負荷の低減、リサイクルを推進するため給水器具メーカーのノウハウを活かし何度も利用できる配管材料の提供、水質の安全性、廃材になった場合の廃材処分方法及び公害問題、資材費・労務費・工期短縮によるコストダウン、仮設配管工事に伴う多くの負担ウエイトが軽減できる仮設配管材料のレンタルシステム「リューズ」を開発しました。
また従来の専門分野である給水材料のレンタルシステム「リパーチャス」を同時に提供でき材料手配~工事完成までスムーズに行うことが可能です。
顧客満足度向上に向けて
「常に新しい技術開発を目指し、高品質な商品の提供で社会に貢献する。」ことを企業理念に、今までに全国530余りの自治体から当社の製品を採用いただくまでになりました。その豊かな実績と培われたノウハウ、そして高い技術力は、各自治体から「光明に言えば、どんなことでも対処してくれる。」と高い支持を受けています。
その背景には鋳造・機械加工・アセンブリまで全て自社で行える生産ラインを保有しており、研究・開発の試作品、1つのオーダーからでも対応可能な体制が整っていることにあります。(自治体と共同開発された製品多数)顧客ニーズの変化に対応し、顧客満足度の向上を目指します。
•ISO9001認証取得工場
•ISO14001認証取得工場
•日本工業規格表示認定工場
•日本水道協会検査工場

マルチ止水栓(逆流防止型止水栓)

~特長~
1.従来の逆止弁では、不可能であった流量調節が無段階にコントロール出来る。
2.ボール式の副栓により、ゴムパッキン等の取替えが容易に行える。
3.逆止弁はリフト式(スプリング入り)採用により90°立上りでも逆止機能は正常に作動する。(配管のネジレ及びタオレに強い)
4.一体化したハンドルを取外すと盗水防止となる。
5.上部ハンドル止めビスを緩める事により、配管内及び量水器の空気を抜く事が出来ると共に、ハンドルレバーを閉止にして止めビス部分に圧力計を取付け、圧力動向が記録出来る。
6.伸縮止水栓であるので量水器の取替えが容易に行える。
7.本管の脈動圧による量水器の誤針を防ぐ事が出来る。
キーワード
#JWWA規格 #サドル付 #給水器具 #給水装置 #ポリエチレン管 #鋳造 #鋳物 #砂型 #仮設配管資材レンタルシステム「リユーズシステム」 #配水用ポリエチレン管 #給水器具メーカー

安全で安心できる水を供給水のオンリーワン企業
日本全国520の地域で使用
光明製作所は昭和22年の設立以来、道路へ布設されている水道管から、各家庭に水を供給するために使用する継手、止水栓等の給水器具を生産してきた。給水器具は寒い地域や暖かい地域、平地や山地等によって、使用条件が変わってくる。そのため、自治体ごとに使用される器具が違う。つまりオーダーメイドで作れることが重要になる。当然、多品種少量生産への対応が必須となるが、同社では設計から鋳造、機械加工、組立、検査まで一貫した体制を構築することで、その地域に合わせた給水器具が提供できる。結果、日本全国520を超える地域で行政の許認可を得るまでになった。
廃棄するしかなかった仮設管をリサイクル
環境意識の高まりに伴い、環境に優しいリサイクルシステムである「リユーズシステム」を導入していることも同社の特長だ。水道管の布設替え工事等で、断水せずに入れ替えを 行う場合、仮設管を用いて施工され、従来工法であれば入れ替え後、仮設管は廃棄されていた。これを何度でも利用できるようにしたのが同社のリユーズシステム。「仮設管も貴重な資源。なんとか再利用できないかと考えた」と金村時喜社長は言う。このシステムは、使用後の仮設管を工場に持ち帰り、洗浄、殺菌、検査をして再度使用するもの。仮設管を必要な時に必要な期間だけ使用できるようにしたことで、廃棄物の問題を解決したうえにコスト削減につながった。さらに寿命を終えた仮設管は粉砕し、ペレット化することで、表示杭や埋設標識シートとして生まれ変わる。
このリユーズシステムは平成16年、関西ビジネス協議会において、「NBK大賞」、平成17年「大阪フロンティア賞」、平成18年財団法人日本ニュービジネス協議会において「JNB大賞・優秀賞」を受賞し、東京、千葉、埼玉等関東圏で採用が決まるなど、確実に評価を上げている。
水道局も保有していない検査装置を駆使
既に各方面で高い評価を得ている同社だが、高い品質を維持し続けるための努力は怠らない。すべての製品にQRコードを付け、製品管理を徹底する一方、プラズマ発光分析装置、発光分析装置、精密万能試験機を保有し、検査装置を駆使して、品質管理に万全を期している。
最近では事業分野拡大の一環として、防災事業への取り組みを始めた。地震など「もしも」の時に備え、飲料水を確保するため、公園等の緊急貯水槽に接続して利用する応急給水栓は、すでに140か所程に納めており、地域住民を支えている。
「時代によって必要とされるものは変わります。そのため、この変化に対応することが重要です。当社も水道から防災まで事業を広げてきましたが、『水をコア』とすることは今後も変わりません。この分野だけはどこにも負けない、こういう気概が大阪のものづくりの原点です。当社は水のオンリーワン企業『小さな巨人』を目指しています」と社長の言葉に力がこもった。

主な事業内容
水道器具、給水栓、給水器具一式の製造・販売、PPジョイントレンチ、仮設配管資材「リユーズシステム」、応急給水栓、戸別メータユニット、ボール式止水栓の製造・販売 等
企業概要
- 企業名
- 株式会社光明製作所
- 住所
- 〒594-1144 大阪府和泉市テクノステージ1-4-20
- 代表者
- 金村 哲志
- 設立年
- 1947年
- 電話番号
- 0725-51-3000
- FAX番号
- 0725-51-3100
- 企業HP
社長インタビュー記事 (2015年当時)(https://www.m-osaka.com/jp/special/000170.html)
- 資本金
- 20,000,000円
- 受賞歴
- 匠by繁盛大阪フロンティア賞(平成17年度)
特許取得、意匠権、ISO9001認証取得、ISO14001認証取得