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こんな時だから、“MOBIOでオンライン発信”がキーワード

今回は、始めたばかりのMOBIOオンライン展示会で発表いただいた皆さんにご参加いただきました。
この4社は、「ウエブde展活」という常設展示場の出展企業を対象にした勉強会に参加いただいた7社のうちの3社と、10年近く行っているMOBIO-Cafe-Meetingというリアルなプレゼン交流会の生みの親の1社です。
オンラインで発信するというMOBIOの取り組みに、いち早く関心を持ち参加してくださいました。
新型コロナウイルスの流行によって、ものづくり企業の皆さんも大なり小なり影響を受けられたことと思います。
その中で皆さんが考えていることや、新たなチャレンジについて、またMOBIOの常設展示とWEBをどのように活用され、どのような効果を生んでいるのかについても語っていただきました。

聞き手:奥田三枝子MOBIO

コロナ渦で経験したことのない変化が!
その時、それぞれの企業はどう動いたか。

2月頃からコロナが言われはじめ、皆さんのお仕事も大なり小なり影響を受けておられるのではないかと思います。
こういう事態になって、「こんなことをやろう!やらなきゃ!」など、実際に今までと違う動きをされたことがあれば教えてください。

人と人が直接会わない社会が来るだろうというのは、2月位から想像していました。
テレワークとか急に言われても、「製造業ができるかい!」と (笑)。なんとかいい方法はないかと思って始めたのが、スマートグラスの活用。
今のところは社内で、事務所にいる指導者が、現場の若手に指示を出すというテストをやっていて、一定のメドは立ちました。ここへきて、スマートグラスもいろんなメーカーがいろんなシステムを出しているので、実際の導入は様子を見ながら。BCP(事業継続計画)も睨んで、そういう取り組みはコロナで一気に背中を押されたっていう感じですね。

これまでも考えていたことが一気にドーンと進んだ感じですか?

そうですね。BCPで進めようと思ってはいましたが、費用もかかるし、どうしようかなって。
でもコロナがきっかけで、かなり前へ進んだと思います。社内で、スマートグラスの動作や音声がクリアに聞こえるか、などのテストをするため、事務所にパソコンを置いてパソコンに映像を映しながら、自分が現場に入り、自分でほとんどやりました。
現場の機械はほとんど触ったことない機械なので、時々社員から「そこ違います!」とか、叱責がはいる (笑)。スマートグラスでの遠隔指導の効率とすれば60%位が上限かなという感覚ですが、ベテランがいないと作業が止まるという状況はゼロになったと考えると、かなり効果はあります。

普段は現場にいない社長が実際にやってみることで、その辺りがわかったという感じですね。
第1回目のオンライン展示会(オンライン カフェ・ミーティング改め)では、稼働前の工場内を撮影したものを皆さんに見て頂いたのですが、わかりやすかったという声をたくさん聞きました。

オンライン展示会の1回目に参加させてもらった時に動画の反響が、まあ80%位でした。
お世辞だと思うんですけど「よかったよ」って言ってもらって(笑)。それが目的ではなかったんですけど、そんな発信の仕方もできるんだと気づいて、今はインスタグラムを毎日更新したり、写真とか動画が人に与える印象を再認識させてもらいましたね。新しい発見でした。

社内管理のために始めたが、今回発表に使ったことで他にもどんどん広がっていったということですよね。
それはとっても嬉しいことです。
ところで、畑さんは、新たな発信をたくさんされていますよね。

そもそもうちは、なんでもポジティブに考える会社なんで(笑)。
コロナ危機をイベントとして捉えています。ネガティブに捉えたら何でもネガティブになるので、ポジティブに考えるしかない。
3月に経営会議をしたときも、みんな外部環境にビビった話ばっかりするんで、前向きな話で花火をどんどん打ち上げていかないと、社員は誰もついてこない。とにかく今まで以上の活動を何らかの形でやろうという時期に、「ウエブde展活」「オンライン展示会」がぴったりハマって、ありがたいことです。
「発信したら、しただけ何かが返ってくる」と先輩経営者の方がよく言われていて、発信すれば確かに返ってくるのがわかってきたんです。
MOBIO常設展示場を含めた展示会出展、日・英・越でのホームページの発信、SNSでの発信など始めています。
これからも少しずつ自社を発信していきたいと考えています。

MOBIOの勉強会を活かしたリアルな今の感想ですよね。
サントーさんはいかがですか?

私たちは試作品を作っているので、景気の波に左右されやすいんです。
中国と取引されているお客さんも多いので、コロナ禍で困っておられる方がたくさんおられます。
そんなお客様へ手助けができるのかなと思います。初めのほうは大きな影響はなかったのですが、少しずつ影響が出始めたうえ、これから長くコロナの影響が続くということもわかってきて、試行錯誤しているところです。

どんなところで影響を感じましたか?

試作品は、ほぼ新しいものを作ることが多いんですが、小ロットで繰り返しという仕事もあります。
それはいつもより多く受注がありますが、新しい案件は減っていますね。そういう時に新しいことを発信していかないと、と思って空いている時間に今までやっていないことにチャレンジしています。
コロナで医療従事者の方が、感染された方の命を助けるために頑張っておられる中で、私たちにも何かお役に立てることはできないかと思っていたときに、フェイスシールドなどが足りないという報道があり、フェイスシールドを作り始めました。
すぐにお金に繋がらなくてもネットワークが広がったらなという思いで、現場の医師の方のご意見を反映しながら試行錯誤して製作しています。

新たにできた時間で新しいことにチャレンジされているんですね!しかも今までは何に使われるものかわからないことが多かったけれど、直接使う方の顔が見えるものを作っていらっしゃるということですよね。
反応が分かると嬉しいですよね。ビゼンさんはどうですか?

「何かしないと」というのは、常に思っています。実際にこれまでできなかった部分では、無駄を省いて効率化することや、在庫品、適正在庫の設定など、コロナで時間ができて、そういったことができてしまっています。

勉強会の「ウエブde展活」はMOBIOからお声がけしたんですよね?

そうですね。4月に常設展示場へ出展したばかりでしたから。
出展のためのやり取りをしている中で勉強会の案内をしていただきましたので、即、参加することにしました。

そうですね! 近畿工業さん以外の3社さんは、ここ一年以内に展示場に出展いただいた企業ばかりですね。
そして、今まであまり発信をしていなかったけれど、1つの足掛かりとしてMOBIOを選んでいただいたというのが3社に共通していたことかもしれないですね。
近畿工業さんの出展は7~8年前? いや、もう9年前になりますかね。
展示場に出展するまでは、他でもあまり情報発信はされてなかったと聞いた気がしますが。

してないです。積極的な発信はあまりしていませんでした。
来るもの拒ばずなスタンスで(笑)。

「オンライン展示会」をきっかけに
会社はどう変化したのか?

「オンライン展示会」以外にも、みなさんそれぞれにチャレンジをしていらっしゃいますが、今回オンラインで発表したことによる変化をお伺いできますか?
サントーさんは発表する前からもいろいろ反響があったと聞いていますが?

それはもう、畑さんのおかげなんです。

と、いいますと?

畑さんを見習って。一緒に勉強会に参加する中で、畑さんがコツコツとメールを送っていると聞いて、うちもオンライン展示会前日にたくさん案内メールを送ったんです。
その時にすごく反響があって。2、3社から見積もり依頼もきてお仕事につながりました。
以前お仕事をさせていただき、現在はもうお取引していなかった企業の方とも嬉しいことにまたお取引出来たり、復活したり。
畑さんがおっしゃっていたように、発信したことによる反響ですよね。自分たちは、いかに内にこもっていたかがわかりました。
去年、展示会にも初めてチャレンジしました。その時も最初は、「何を自慢していいのかわからん」「何を強みといっていいのかわからん」「試作の会社ってみんな一緒やん」と思っていました。
しかし、モノづくりの先輩方から、「お客さんはサントーさんが良くて選んできてくださっているので、展示会で自社の技術を打ち出すことを迷っていたらアカンで!」と背中を押されて。
そこから、もっと自分の会社をPRすることを考えました。展示会に出ることで、「こんなこともできるんや」、とお客さんが気づいてくれたこともありがたかったですね。

サントーさんが去年展示会に初めて出た時に、相談をされたのが、今回の「ウエブde展活」という勉強会の講師、大島節子さんだったというのも大きかったのかなと思います。

これからの発信について迷っていたんですが、大島さんに「MOBIOのウエブde展活も出たらいいやん」と言われて。

やってみていろいろ反応があったのは嬉しいですね。
ビゼンさんはいかがでしたか?

社内にもオンライン展示会のことは伝えていたんですけど、
まさかみんなこっそりリアルタイムで見てるとは(笑)。

ビゼンさんのところは、仕事中なのに仕事を止めて、
みんなリアルタイムで見ていたんですよね。

終わった瞬間にみんなからいろいろ意見をもらい、社員たちがみんな興味を持ってくれたことがうれしかったのと、みんなとの距離が縮まった感じがしたのでよかったです。

私も同じで、常設展示場も、去年のテクノメッセに出展した時も僕はどれくらいお客さんが増えるか、ということより、みんなに協力してもらうためにやっていました。
あとは西山常務がお客さんにつなげてくれるので、僕はかじ取りをしていた感じです。

オンライン展示会で発表した後にMOBIO常設展示場の展示も社員さんのアイデアで変えていただいたんですよね。
この辺りはどうやって盛り上がっていったんですか?

今年4月に新規出展した際は、すぐに何か展示しないといけないと思い展示しました。
ちゃんとした展示にするためにどういうレイアウトにするのか社内で検討していたんですが、コロナで展示場に行けなくなっちゃって。
オンライン展示会で緊張して硬くなっていた私たちを見て、社員たちが「展示は明るく、やわらかい雰囲気にしよう」と考えてくれました。

社内の雰囲気が変化し、すぐ行動という風に盛り上がったんですね。ありがたいです。
畑さんはオンライン展示会の後、何か変化はありましたか?

プレゼン内容を当日の朝1番に変えたんですよ。
中にはふざけすぎや、まじめにやれという人もいたり、よかったという人もいたり、反応はさまざま。
できれば今度はしっかりとバージョンアップしたいな、と。

今月の21日にまたオンライン展示会をやるのですが、畑さんはまたやりますと言ってくださったので、2回続けてという感じになりますが、かなりバージョンアップした発表になるんですか(笑)。

土日もコロナで外出を控えていて、家にずっといるんで、動画の編集ができるようになったらいいなと思って動画編集を練習しています。
ええやつができていますんで(笑)。次の発表では、あまり長くせず、さわりの1分動画で会社案内をさせてもらって、その後に自分でしゃべるみたいなことを考えています。

第1回目のオンライン展示会で、動画を使って工場内を紹介された田中さんも2回目のオンライン展示会をご覧になって「なんでみんな動画使わへんのかな」と言っておられましたね。

さすが田中先輩(笑)。
自分も動画がわかりやすいと思います。

そうですね。実は、社内で動画を使ってるのは1年半前くらいからかな。
社内標準書に動画を使おうと言って。社内の教材にもなるということでね。最初は5分位の動画って社員に言ったら「社長、5分の動画なんて誰も観ませんよ」と言われて。
「ほな3分位か?」と聞くと1番若い大学出たての子が、YouTubeでチェックするのは1分半位の動画だと。
その経験から1分半の動画って伝わるなとわかりました。長い動画を流すより、畑さんが言ってはったように短くて良いと思います。しかし1分というのは、かなり編集の腕を上げていると思いますよ(笑)。

畑さん!すごい期待されていますね。

いや、昨日からやりはじめたんですけど(笑)。

まだ大丈夫、次の週末があるから(笑)。おっしゃるように1分半でも、けっこう長いんですよ。
ただそこに言いたいこと全部入れようと思うと時間が足りない。
要素をちゃんとまとめないと、時間が長いだけで伝わらない。そこが難しいけれども、できたらすごく伝わるものになると思います。

動画はどうしてもふざけたくなります(笑)。
いろいろネタを考えましたが、案がいっぱいあって。

先週あるオンラインでの集まりで、「アルミじゃなくて亜鉛のダイカストが」って話をしたら、「亜鉛って、固まるんですか」て、びっくりされていて。
畑さんの場合はその説明も要るんだな、と思いました。
細かい技術も大切だけどその大前提を知らない人に知ってもらうのは大事ではないかと。
オンラインで発信するということは、今まで遠方でMOBIOに来られなかった方にも広く見ていただけますから。

リアルとオンラインのつながりが
一歩踏み出すきっかけに

MOBIOの展示場は常設でいつでも見ていただけるのがウリです。単に製品を展示しているだけではなく、人に集まってもらうことにも力を入れてきました。
そこでの出会いも大切にしながら、今回始めたオンラインでの勉強会や発信など、リアルとオンラインを上手く活用いただきたいと思っています。
今は展示場も開館していますし、コロナ禍でも相談が増えています。
MOBIOの常設展示場という「場」を活かして、仲間を増やし、ものづくり企業がつながることに関して、将来的なチャンス、今後期待すること、など思っていらっしゃることがあればお願いします。

畑さんじゃないですけども、「せっかくのコロナ禍をどう使おうか」みたいな感じですね。
いろいろな取り組みをやってみて、例えばインスタを始めたんですが、今までは飯食う前にちょっと待って、と写真を撮られたらうっとうしいなとか思っていましたけど(笑)。インスタが波及するとか、YouTubeの動画とか、若い子は就活とかでも動画を見るらしいんですね。
企業紹介の冊子も、MOBIOみたいな常設展示場とか、展示会とか、全部一緒かなって最初は思っていました。でも今は違うな、と。
例えば畑さんの亜鉛ダイカストとか、亜鉛も固まるよ、アルミじゃないねんで、という、あまり専門的じゃないけど、ちょっと小出しにしたいネタをSNSにあげて、食いついた人がHPに来るとか、実際に重さをみたいから常設展示場に来るとか、あっちこっちにつなげていく使い方っていうのはあるのかな、ってようやくわかってきた。
だから近畿工業の常設展示場も10年以内には変わるやろな、と。

10年?(笑)

いやいや、ほんとうに変えないといけないんですけど(笑)。MOBIOでは何を見てもらい、WEBでは何を訴求するのかとか、それぞれを絞っていくというか。発信方法は全部一緒じゃなくてもいいなと。

畑さんもインスタをされているんですよね。

インスタは海外向けで、日本人向けには出してないんですね。
ツイッターはすごくハマって、四六時中見ています。自分から発信するより、主に発信されている企業さんを見ていたら、励ましの言葉がいっぱい載っていて、コロナで心折れそうな時とかによく見てました。
ツイッターは日本国内向けに発信していこうと思います。短い文で文字数が決められたところでいかに発信するかというのが練習になりますよね。言葉のチョイスとか句読点の打ち方とか、田中さんがやればすごくハマると思いますよ(笑)。発信を続けるのが大事なんじゃないか、と今は思います。

今の畑さんの意見に僕は大賛成。インスタを始めたのも、国内向けじゃないんですよ。
海外の人にひっかかったら面白いなと。それぞれのツールで誰をひっかけてやろうか、撒き餌にするか、疑似餌にするのかみたいな違いを出していくのは大事なのかなと。
ツイッターはやりたいけどやり方がわからないのでまた教えてください(笑)。

最近はツイッターで1日2~3回はつぶやいています。
めっちゃ勉強になります。

今またツイッターが若い人を中心に盛り返しているようですね。
MOBIOもツイッターがあるので見てくださいね(笑)。サントーさんはどうですか?

常設展示場に出展する前に何度もMOBIO-Cafe-Meetingに参加させてもらって、そこで人とのつながりもできました。同業者とのつながりも大切だと気づきまして。
去年はMOBIOさんのおかげで横のつながりが少しずつできてきました。
畑さんがおっしゃっていたように、うちの会社も、先代からの取引先の方が大半なので、みなさんご高齢になっています。なかには事業継承せずに閉めてしまわれる企業さんもあり、その代わりの企業さんを探したり、異業種の方ともお付き合いがはじまりました。
また、困っているとお知合いの企業さまを紹介してくださったり・・・ということもMOBIOさんのおかげでできました。
あと、もうすぐ5Gの時代が来ますよね。私たち2人とも恥ずかしがり屋なんで、YouTubeとか大それたことはできませんが、パワーポイントを活用して45秒位で会社のできることを発信して、詳しいことはWEBへ、みたいな感じとか、「試作で作ってみた」シリーズを出してみてもいいかな…。まだできていませんが、アカウントだけは作りました(笑)。
同業者のツイッターもよく見ていて、自分たちの発信の仕方で足りないところも参考にしています。

うちは出展が4月からなので、まだまだこれからですけど、恥ずかしい話、私、初めてパワーポイント使ったんですよ。そういうこととか、スマートグラスを使って、という話を聞けてよかったです。
SNS、フェイスブックは今回初めてだし、インスタもツイッターも、一気に始めたんですよ。
皆さんのように明確な目標があったわけじゃないけれど、きっかけを貰ったからには一気にしないと! と思って、稚拙な文章ですけど発信させてもらったりしています。
また今後もイベントにどんどん参加したいなって思えたんで、ほんとにありがたかったです。

田中さんに具体的にスマートグラスのやり方を聞いてみたらいかがですか? アポ取って、聞きに行ってください!
田中さん、スマートグラスに取り組みたいとビゼンさんがおっしゃっているので、見学含めていろいろ教えてあげてください。

コロナ禍の変化を見ると、
世界のこんなことも見えてきた!

3年ほど前に、ITに関して考え方がガラッと変わりました。
インダストリー4.0と言われて、日本政府がソサエティー5.0の会議を立ち上げた時に、自分の中で何をしたらいいのかわからなかった。
いろいろ調べたりしましたが、世界中とつながってものがつくれたら面白いだろうと。

妄想的な広がりがあったんですね。(笑)

そう、まさに妄想的な広がりが、じわじわ~と出てきた時に、たまたま高校の同窓会があって、同級生でパソコン関連企業の執行役員をやっている人に、こういうことがしたいけどできないとか、酒を飲みながら話していたんです。そしたら、そいつがしみじみと「田中、オマエ、えらくなったんや」と言われて。
「そんなことないよ」と言ったら「いやいや、オマエこんなことやりたいとか言って、これはいけるとかこれは無理とか言ってるけど、オマエはITの業界の技術全部知ってんのか?」と言われて。
「オマエが考えるやつは世界中のどこかで必ず解決できるやつがおる。
オマエ社長やったら、こういうことがしたい、こういう現実を作りたいというのをとにかく風呂敷広げろ」と。風呂敷をどうしても物理的にできない、費用的にできない。というところを、折りたたんでこいと。

まずは風呂敷を広げる、ですね。

そうそう、「まず広げる風呂敷をなんで最初から小さくするねん」と言われて、そらそうや、と思ってブワーッ! と広げてみたんです。そしたら、けっこうできるもんで。
教えてもらったり、話を聞いてもらっている人に、こういう風に繋げられたらいいのに、とか言うと、またその人が別のITの関係の人に繋がっていて。
ITって情報伝達技術じゃないですか。だから発信するとつながりができる。
今日のテーマで「MOBIOの展示場とかオンライン展示会で繋がりを持てましたか」という質問があったと思うんですけど、それぞれのツールの繋がり方があるんじゃないかなと僕は思います。
常設展示場はそこに足を運んでくれた人に手に取ってもらうことで伝わる。SNSはまた違う人に違う伝わり方をする。
だから発信のツールごとに内容を変えるのが良いのではないかと思います。

そうですね、ITの発達により、誰もが伝えたい人に伝えたいことを発信できるようになった。
これを活かさない手はないですよね。

そうですね。さきほど畑さんが、インスタは完全に海外向けです。と言われてたのが、まさにそうで。コロナで世界中のメーカーのことがわかったことがあって、実はピラミッド型にはなってなかったということが露呈したんです。
本当はダイヤモンド型になっていた。武漢の工場がロックダウンしたことで、世界中の自動車メーカーが止まった。ということはピラミッドではなくダイヤモンド型だった。
複数の供給元を持っているから安定供給されるんですけど、広がったところからある地域に収束していった。
それに世界中のメーカーが気づいた。そうすると資材の調達の方法は中国一辺倒だったものは分散され、日本のものも分散されるかもしれない。世界中の企業がそうだとしたら、「こんなところに、こんなものを作っているおっさんがおるで!」と世界中に発信すること。そういう情報を撒いておくのは今がチャンスなのかなと思います。
世界中のバイヤーが直接営業できないから、必死になってネットで探しているわけですよね。
そういうところに短い情報をパッパカパッパカたくさんあげておいたら、引っかかる人がいるんじゃないかな。

田中さん、これからも先輩社長として、皆さんにITやWEBの活用方法を発信してください!
皆さん、本日はありがとうございました。

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